なぜ高齢者には入浴が必要なのか
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様々な効果が見込める
2023/10/22入浴には様々な効果があります。血流が促され、疲労回復や自律神経のコントロール、免疫力の向上効果などが見込めます。水圧作用による心肺機能の向上、洗浄作用、リラックス効果など、高齢者が健康的な生活を維持するために必要な要素が揃っています。心筋梗塞や浴室内熱中症、ヒートショックなどのリスクがありますが、十分に対策すれば大丈夫です。ある調査では、毎日入浴することで要介護リスクが大幅に低くなることも判明しています。
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入浴しない場合のリスク
2023/10/25入浴には様々な健康作用がありますが、それを避けることで結果的に要介護リスクが上がります。また、入浴をしないままだと皮膚疾患や感染症リスクが上がり、免疫力も弱まります。清潔な状態を保たなければ、全身状態が悪化する恐れがあります。体臭が悪化することで、社会的なつながりが失われて引きこもりになるケースも少なくありません。新陳代謝の悪化や睡眠障害など、その他にも様々なリスクがあるので、毎日の入浴が求められます。
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入浴介助の種類について
2023/10/26入浴介助にはいくつかの種類があります。介護度の低い高齢者には一般浴での入浴介助を実施します。可能な限り高齢者本人の力で入浴してもらう方法です。座ったままの状態で行うのがリフト浴です。自力で立つことが難しい高齢者に対して実施します。専用の機械を用いて行う機械浴には、チェアー浴とストレッチャー浴の2つがあります。どちらも家庭用とは異なる特殊な浴槽を使って行うものなので、介護士は操作方法や手順を熟知しておかなければなりません。
介護士必見の記事
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基本的な入浴介助の手順
入浴介助の手順を紹介します。様々な危険が潜んでいるので、十分に警戒しながら実施しなければなりません。場面に応じて適切に対処することが大切です。入浴介助をしたことがない介護士は必見の内容です。
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